カジノは世界の中でも最も有名で注目されているかけ事です。
様々なバカラやルーレット、スロットなどのゲームがありますが、カジノを興じる上で必ず出てくるのがハウスエッジと言う言葉です。
目次
ハウスエッジとは？
ハウスエッジはゲームの名前ではなく、カジノの運営側の取り分を指しており、別名控除率と言います。
簡単に説明をした場合、手数料にあたる部分であり、プレイをしている人が損している割合ということになります。
カジノの世界の仕組みは通常の企業と同じであり、そこで働く人の給料や場所代、光熱費などの環境整備費などが固定費としてかかります。
この資金を捻出しないと健全なカジノを運営することが難しく、プレイヤーの満足を得ることもできません。
資金を得るにはプレイヤーから資金を回収する必要があり、この回収には負けた分の他に手数料などが含まれます。
つまり誰かが負けてくれるからカジノは運営できています。
回収された分はカジノの運営側に入ることを意識し、ディーラー側が買った場合は運営側の利益となっていることを認識すると良いでしょう。
参考情報：ハウスエッジ カジノ
カジノ以外のギャンブルにも控除率は設定されている
なお、この控除率はカジノだけにあるわけではありません。
日本で販売されている宝くじは45.7%、スポーツくじは49.6%、競馬で25.9%、パチンコは20%程度、となっており、カジノは1%から5%となっています。
競馬やくじ類は法律によって控除率が定められており、カジノが以外にも控除率が低いギャンブルになります。
カジノで多くの人が興じるスロットやカードなどの場合、勝ち続けている分には損失はほぼありません。
ですが勝っているゲームであってもチップは少なからず回収されているので、勝負を繰り返していれば損失の割合が高くなるのが一般的です。
なお自分は余分なチップは支払っていないと思っていても、知らず知らずのうちに余分なチップを支払っていることを認識しましょう。
アメリカンルーレットの場合
例えば控除率が5%と高いとされているアメリカンルーレットの場合、1から36の数字と0と00の合計38個の数字があります。
控除率が0%ならば数字をしっかりと当てた場合、38倍の配当金がもらえますが、5%となるとたとえ数字を当てたとしても36倍の配当金しかもらえません。
すでにゲームをした段階でフェアな状態で行っているのではなくアンフェアな状態で行っていることになります。
そのため知らない間に余分なチップを支払っている事態が発生しているのです。
手持ちを減らさないようにするにはハウスエッジを抑えながら興じる必要が出てきます。
ハウスエッジの確率を下げるには？
ハウスエッジの確率をさげるには、ゲームプレイ自体を少なくすること、勝率をチェックすることが大切です。
勝ち負けの幅が多くなってくると、結果的に損をしていることにつながるので、気をつけなくてはなりません。
ゲームの中で低い部類になるのが、バカラやブラックジャック、スロットやヨーロピアンルーレットになりますが、ビデオポーカーやスロットは1%から5%と幅があるので注意が必要です。
具体的にはハウスエッジが10%のゲームに1万円を投資した場合、理論的には千円がカジノ側の取り分になり、のこりの9千円が還元されます。
5%であれば500円がカジノ側の取り分に、残りが還元というようになっており、控除率の数字が低ければ低いほど還元率が高くなるので、結果的に還元される金額が多くなります。
ただしあくまで数字や理論上の話であり、必ず負けるという訳でもないですし、控除率が低くても儲かるとも言えません。
カジノで大勝ちする人の特徴
実際に大勝ちをしている人も存在しています。
このような人の場合分析を丁寧に行い、その場の流れを読んでいるのです。
その場の流れを読むことはなかなか難しいため、大勝ちした人が少ないのです。
カジノは宝くじや競馬などに比べると大変低い数値なのですが、それでもゲームごと賭けた金額に対しての平均的な損失の割合ということになるので、やればやるほど損するようになっています。
そのためカジノに興じる場合、大勝ちをすることだけに目を向けてゲームをすると自分の資金以上に投資してしまう結果となります。
日本ではなじみがないギャンブルであり、ゲームに興じた場合一攫千金を狙いたいという思いになりますが、世界のカジノに興じている人は理論上は負けるとわかっており、その上で楽しんでいます。
負けたから必ず取り戻す、という考え方でいると大負けにつながるので、しっかりとハウスエッジを頭に入れておくようにしましょう。
オンラインカジノにおいても控除率は存在する
実際のカジノ場だけでなく、オンラインカジノにおいてもこの控除率は存在します。
低いのはブラックジャックやバカラなので、初めて遊ぶ場合や効率よく儲けたいと考えた場合はこれらのゲームを選ぶと損失が少なくなります。
オンラインは簡単にどこででもギャンブルができるので、のめりこみがちですが、しっかりと控除率や還元率について考えておかないと大損につながります。
冷静さと分析する能力、低いゲームを選ぶことでより長く楽しむことが可能になります。